ポポキラニは、埼玉県狭山市にある小さなメインクーンのキャッテリーです。2008年からブリードを始め、同年9月から主にTICAアジアのショーに参加しています。


Cattery POPOKILANI is a small Mainecoon cattery located in Sayama-shi, Saitama prefecture, which is quite famous by "Green Tea" field, about one hour far from Tokyo. Our cattery just started from April, year 2008. And started attending TICA Asia Region from Sep. 2008.

Wednesday, May 2, 2012

Busido's Journey / 武士道の旅立ち



POPOKILANIは茶畑生まれの子供たちのひとりを、はじめて海の向こうに送り出しました。
彼の名前は武士道(POPOKILANI BUSHIDO)
この名前は、彼を受け入れてくれたアルゼンチンの猫舎ArgencoonOksanaが付けてくれました。


彼が生まれたのは2011年の930日、一緒に生まれた兄弟はブルークラシックタビーの男の子ミトくん、ブラウンクラシックトービーの三姉妹フレイヤちゃん、カッパちゃん、リーボックちゃんの5匹兄弟でした。
父親はレッドクラシックタビーのヴィクター、母親はブラウンクラシックタビーのジュディです。
彼は生まれたときは兄弟のなかでいちばん大きくて、ジャンボくんと呼ばれていました。ジュディのジャンボくんを略して通称JJです。
ほぼ同時期にマーガレットにも4匹の子猫が生まれていて、こちらのジャンボくんはMJと呼んでいました。


通称JJは授乳期、離乳期は順調に成長していたのですが、離乳食からドライフードに移行するときにドライフードが口に合わなかったのか脱水症状になってしまいました。
動物病院に連れて行き、太い注射器で点滴してもらい、JJだけほかの子たちと分けてa/d(動物病院向けに販売されているペット用の栄養食)を暖めて少しづつ食べさせて体力を回復させる日々が続きました。 徐々に体力がついてきてドライフードも食べるようになり、元気を取り戻しました。

小さい頃に具合が悪くなって人間の世話になったためか、JJは人間大好きな猫になりました。人間が夜ベッドで寝ていると、とても大きな音でゴロゴロと喉を鳴らして枕元で添い寝をしてくれるのが日課になっていました。 以前も別の子猫が生後2ヶ月で鼻水がひどくなり食べ物の匂いが分からなくなってやせ細り、インターフェロンを喉や鼻に毎日付けたりa/d缶を人間が食べさせたりしたことがあって、この子猫も人間大好きな猫に成長しました。 人間の方も彼らの情熱的な愛情表現には心動かされるものがあり、ひときわ愛しく思うのも仕方ないのです。


猫舎としてはオス猫ばかり増えるのも困るので、JJも新しいご家族を探していたのですが、ペットではなかなか決まりませんでした。今年に入ってユカリがテキサス州ハーリンゲンでのTICAの会議に通訳として同行した際、南米リージョンのディレクターからアルゼンチンの猫舎を紹介され、アルゼンチンに婿入りすることになりました。
英語ならともかくアルゼンチン政府のスペイン語の文書を読み解いて猫を輸出するのは自信がなかったので、日本国内のペットの輸出入エージェントを雇って書類作成を依頼しました。
  • 生後2ヶ月の3種混合ワクチン(フェロバックス)の予防接種
  • 生後3ヶ月の3種混合ワクチン()の予防接種
日本国内で飼うのであればこの2回の予防接種だけなのですが、今回はこれらに加えて次の手順を実行しました。
  1. マイクロチップ埋め込みを行い動物病院で英文の証明書を書いてもらう
  2. 動物病院で3種混合ワクチンの英文の接種証明書を書いてもらう
  3. 生後3ヶ月の狂犬病予防接種を行い動物病院で英文の証明書を書いてもらう。証明書にはチップ番号を記入する
  4. 生後4ヶ月の狂犬病予防接種を行い動物病院で英文の証明書を書いてもらう(3に同じ)
  5. 4から7日後に狂犬病の抗体値検査。動物病院で血清を抽出してクール宅急便で農水省畜産生物科学安全研究所に送り郵送で検査証明書を受け取る。検査料12千円は事前に銀行振込
  6. 出発7日前以内に、羽田や成田にある農水省動物検疫所で狂犬病に罹患していないことを証明する事前検査を受け、英文の証明書を発行してもらう。この検査は上記すべての書類の写しを事前に提出して予約する
  7. 出発7日前以内に、動物病院で狂犬病とレプトスピラ症に罹患していないことを証明する英文の診断書を書いてもらう。このとき同時にノミダニ駆除の処方(フロントライン)もしてもらい、証明書に記載する
  8. 6の書類に外務省領事グループ証明班からアポスティーユ(添付書類)証明書を発行してもらう。この受付は郵送でもできるが、霞ヶ関の外務省の窓口に直接提出して直接受け取った方が確実だ
  9. 出発当日に成田の第1ターミナル2Fにある動物検疫所で出発前の検査を受ける。5の書類の裏にスタンプを押してもらい、動物を運ぶケージに検査済みのタグを付けてもらう
これでやっと出発です。 成田(NRT)からロサンゼルス空港(LAX)まで大韓航空の直行便で約9時間、アメリカ入国の際の関税申告書には「動物持ち込み有」と書いているのに特に何の書類も要求されませんでした。 上記の書類はアルゼンチン入国の際に役立つのでしょう。
大韓航空はペットの客室持ち込み可なので、武士道はStrudi Bag(ナイロン製のペットキャリー)に入って座席の足下で9時間おとなしくしていました。


LAX(ロサンゼルス空港)からはSuperShattleという車に乗ってジョンウェイン空港(SNA)の近くのIrvine Hiltonホテルまでさらに1時間の旅です。 武士道はペットキャリーに入って膝の上でおとなしくしていました。
出入国の際の所持品検査では、ペットをキャリーから出して人間が抱いて金属探知機をっくぐらなければならなかったという体験を読んで覚悟していたのですが、ペットキャリーを指差されて「猫です」と答えたら成田でもLAX(ロサンゼルス空港)でもキャリーに入れて人間と一緒に金属探知機をくぐれました。
実はLAX(ロサンゼルス空港)では同じメーカー同じ色同じ製品のスーツケースを別の人が取り違えて持って行ってしまい、この中にキャットショー用品や猫トイレが入っていたので大変な思いをしました。ホテルから何回か航空会社や貨物配送会社に電話連絡してスーツケースを取り戻したのはこの日の夜9時でした。


話を戻すと、ホテルの部屋に着いたのが朝10時ごろ、武士道はやっとドライフードと水にありつくことができました。
猫トイレやキャットショー用品が現地調達できないかと、到着日から開催されているキャットショーの会場に行ってみたのですが、猫砂やペットシーツは売っていませんでした。仕方なく持ってきたペットシーツを風呂場に広げて、最悪の場合そこにさせるように準備しましたが結果的にはこの臨時トイレは一度も使いませんでした。
スーツケースを取り戻して折りたたみ式の猫トイレを広げて猫砂を入れたら、武士道は約26時間ぶりにやっとオシッコをしました。 ドライフードも水も良く食べ良く飲み、体調に問題ない様子です。
一晩寝たら明日とあさってはキャットショーに出撃します。


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