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Sunday, October 14, 2007

ケル吉君、帰還

本日、朝マイケルを病院まで迎えに行く。

A病院までは歩いても10分ぐらいなのだが、いつもどおりキャリーを積んで車で向かう。

寂しかったのでは、捨てられたと思ってるか・・・などとウダウダ考えているうちに、あっと言う間に病院に到着。
車を降りて、病院のドアを開け、小さな待合室に入る。 
中からは、数匹のワンちゃん達の吠え声。

待つこと数分。 
診察室のドアが開いて出たきたのは・・・トイプードル君(“ちゃん”かも)
その数秒後にタオルにくるまれて看護士さんに抱っこされてケル吉登場。
体の割りに大きな鳴き声をあげている。 
彼のこんな鳴き声聞くのは、スーパーの裏ではじめてであった時以来。

でも、その声もすぐにいつものフニャフニャ声に変わった。
看護士さんも「ケージから出すときはシャーって言ってたのに、もうすっかり甘え声に変わったわね」と笑っていた。

お帰りケル! 皆待っているよ(きっと)。 
ドンも、レオンもアンもエミリーも。
さあ帰ろう!ということで、ケルを抱っこしたまま車に連れて行くことに。

病院を一歩出たら、ケルの心臓の鼓動が倍ぐらいの速さに変化。 
思えば4.5ヶ月前にうちに来てから、家の中で安穏とした日々を送ってきたケル。 
もう外猫としては暮らせない。 「
いっしょに帰ろうね」といいながら車に乗り込む。 
心臓のバクバクは少し落ち着いたものの、「ニャゴナゴ」と一生懸命語りかけてくる。

相方も車に乗り込み、2人で声をかけながら、家に戻る。
ケルは外には出ないので、家の周りの景色を知らない。 
またどこかに連れて行かれるのかと不安げな様子。

移動すること5分。 無事に家まで到着。
玄関を開けて「ただいま~」。

皆そこに居た。

目を丸くしているレオ。 
眠そうなエミリー。 
仲良しのアンもじっと見ている。 
そして、ドン。
一番初めに動いたのが、ドン。

ケルの匂いを嗅ぎまわってから、おもむろにケルの背中や首をなめ始めた。 
本当に優しい子。 
労わるように、再び我が家に戻ってきたケルを一番に受け入れていた。 
なんとなく、ドンが子猫たちに慕われるのがわかる気がする。
(何せレオンは今“煩悩の虜”だしね・・・ 彼も凄く優しいんだけど・・・)

その後のケルは、一日のほとんどを我々にくっついて過ごした。
いつもよりも多く寝ていた気もする。

猫が5匹もいると、猫社会が形成され、それぞれの行動や個性が見えてくるみたい。
うちの猫の世界はきっと凄く平和な世界なんだろう。

来年はもっと大きなコミュニティになりそうだ。

皆これからも、よろしく。


追伸:
ケルの後姿は、昨日までよりはすっきり。 
例えるなら、初めて出会った2ヶ月弱の頃のような後姿。 
やっぱり手術したからって、一夜にして女の子みたいになるわけじゃないんだ。 
妙に安心した。
長毛、モフモフだと後姿の確認のしようがないものね。 
これはちょっとした勉強になった。