ポポキラニは、埼玉県狭山市にある小さなメインクーンのキャッテリーです。2008年からブリードを始め、同年9月から主にTICAアジアのショーに参加しています。


Cattery POPOKILANI is a small Mainecoon cattery located in Sayama-shi, Saitama prefecture, which is quite famous by "Green Tea" field, about one hour far from Tokyo. Our cattery just started from April, year 2008. And started attending TICA Asia Region from Sep. 2008.

Saturday, April 27, 2024

About Luz and Roy /ルースとロイロイのこと


2011年9月28日に生まれたCharliecマーガレットとヴィクターの子供達。ルース(写真右のブルーの靴下ばき)とロイロイ(ブラウンの靴下ばき)。

いっぱい愛されて、本当に幸せな猫生でした。わが家に生まれれる前から握りしめていただあろう極太で、極上の赤い糸の導きの元、パパとママのもとからお空に帰ってしまいました。

以下のお手紙は、ルーちゃんとロイロイをずっと変わらず愛し続けてくれたパパとママからいただいたものです。

許可を得て掲載させていただきます。

あの日…ルーちゃんとロイロイを抱えてポポキラニから駅までの道のりで、ロイロイは小さく鳴いていて、ルーちゃんは静かに震えていて…

4kg超えていた2人はとても重く感じましたが、これが生命の重さなんだ!大切にしなきゃ!と胸に刻みながら歩いた事を今でも鮮明に覚えています。

 


ルーちゃんロイロイに出逢わせてくれて本当にありがとうございました。今振り返っても幸せだったとの言葉しか見つかりません❤️

そしてまた、ルーちゃんとロイロイが私達の元へ戻ってきてくれると信じて待ちます。そのタイミングでまた猫ちゃんをお迎えしたいです😊やっぱりメインクーンがいいですね✨


こんばんは。

お返事が遅くなってすみません。ゆかりさんからのメッセージを見て、早くお返事をしようと気持ちを文字にしよう思うと涙が溢れなかなか進まずで…

ブログへはぜひ使って下さい。そして少しだけルーちゃんロイロイの事を書かせて下さい。

ルーちゃんとロイロイは私達にとって初めての猫ちゃんで、抱っこの仕方から爪の切り方まで全て手探りでした。そんな中でも2人は元気に育ってくれ、歯の病気もあったりで大変だった子猫時代を乗り越えたらよく喋りよく遊ぶ、いっぱい食べて寝て、穏やかで大きいメインクーンらしいメインクーンに育ってくれました。メインクーンは想像していた「猫ちゃん」より穏やかで大変な思いをした、というエピソードが1つもありません。むしろどこまで賢いのだろう、と驚かされました。
ルーちゃんが置きご飯だともどす事があり、小分けでご飯をあげていたのですが、朝の4時からご飯の催促でロイロイに起こされるので、自動給餌器を準備したのににんずが準備を忘れて結局起こされたり、ご飯を入れ忘れて出掛けてしまい仕事の途中で抜け出してご飯をあげに戻ったり…そんな事も今では懐かしい思い出です。

ロイロイが病気になった時、もっと早く気付けなかったのか・判断は正しかったのか・ちゃんと日々猫ちゃんと向き合えていたのかと後悔ばかりしました。

当時は健康診断もしているし、いつまでも元気でいてくれる…そう思ってる所があった気がします。病気になっても一生懸命生きようと、ご飯を食べようとするロイロイを見て、生命の大切さを改めて感じました。治療がロイロイにとって全て良かったのかは私達にはわかりませんが、ロイロイの生命と向き合う大切な時間になりました。

そして1番の後悔は家で看取れなかったことです。

ロイロイは入院先で亡くなりました。その日の夜に迎えに行く約束をしていたのですが…朝に連絡が来ました。間に合わなかったのです。休診日だったので、何かあったら対応してもらえないと思い入院させたのですが、結果ロイロイを一人にしてしまった事を物凄く後悔しました。担当の獣医師さんがずっと付き添ってくれていたようで、それだけは救われました。とっても静かな最期でした、と。

失った生命の尊さと喪失感、ロイロイへの想いが溢れ、泣きじゃくりながらゆかりさんへ電話したのを今でも覚えています。

ルーちゃんの時は、色んな事を冷静に判断して対応できたと思っていました。抗がん剤も効き、どんどん元気になっていくルーちゃんを見て安心しつつ変化を見逃さないぞと必死でした。

それなのに…再発してわずか数日で見送る事になるとは…前日まで膝に乗って帰りたいと言っていたのに…迎えに行った時のルーちゃんは身体を起こす事も出来ないくらい衰弱し、家に連れて帰ってから1時間程で旅立ちました。

それでも最期は家で一緒に過ごし、二人で看取れた事が何よりでした。


兄弟で迎えて本当に良かったと思っています。

彼らにどれだけ癒やされ生きる力を貰ったか。

日々の暮らしにも、彼らがいるから頑張れる場面がたくさんありました。本当に本当に大切な家族です。

ポポキラニへ初めてお邪魔した時に感じた優しく温かい空間、猫ちゃんに対する愛が伝わり猫ちゃんもそれに反応する、本当に猫天国だなと。ここで生まれ育った子達をお迎えしたい。そして運命の4/7を迎えました。

Luzは光という意味です。我が家の光になって欲しい。Royは幼名のRと私の文字をとり、ᏞとᎡで二人でバランス良く、二人ともどっちも大事という意味を込めて名前を付けました。

ずっと二人で仲良くしてくれた事が1番嬉しかったです。

そしていつかまたご縁があれば…メインクーンをお迎えしたいと思っています。それがポポキラニからであればと願っています。

それまでに私達の準備をしたいと思います。

ポポキラニにも遊びに行きたいと思っています。

あの空間で癒やされたいです。

最後に、ルーちゃんロイロイそれぞれのお気に入り写真で遺影にしたものを送ります。それぞれの個性が出ていて最高に可愛いいんです。

あとペア目線はなかなか少なかったので、使えそうならぜひ使って下さい。

長文失礼いたしました。

生命の重さ。一緒に暮らした日々は幸せ以外の何物でも無かった。家族でいる事の意味はここにあることを改めて感じました。

でちでちブラザーズのルースとロイロイを幸せにして下さって本当にありがとうございます。ルーストロイロイ初めわが家に縁があって生まれてきてくれた皆んな、縁があって家族になってくれた皆んな、赤い糸に導かれて巣立って行った皆んな… そして空に駆け上がって行ってしまった皆んな… 皆んなの存在にありがとうを。


パパママのふたりの一歳までの成長記録のブログはこちら

ルースとロイロイのでちでちブラザーズのわが家を巣立つまではこちらです。

Monday, February 12, 2024

Update about Anya / アーニャについて

12月にショーを引退して悠々自適な生活を送っていたアーニャ。時期が来たらママになってくれればと楽しみにしていましたが、猫神様には違う思惑があったようで… 残念なことに、子宮蓄膿症を患い避妊手術をしました。

薬で治療してママになると言う選択肢もありましたが、ママになれるかは確実ではありません。またそこまでしたママになることが大事なのか? ママになったことにより、小柄なアーニャの生命に危険が生じたら後悔してもしきれない。幸い”開放型”だったため、発見ができ、大事には至らずにすみました。

思いがけないことは、起きるものですね。15年ちょっとブリードをしてきて、今までが運が良かったのだと痛感しています。 

種は違えど、同じ女性として考えると今回の決断で良かったのだと思います。

アーニャが、アーニャとして元気でいてくれるのが一番大事。このまま、気ままにのんびりと楽しい猫生を満喫してくれますように。





Saturday, January 27, 2024

Popokilani Sakura of Argencoon



DOB: 02/11/2022
父:TICA  RW SGC ポポキラニ スパイク / Sire: TICA RW SGC Popokilani Spike
母:TICA QGC ポポキラニ ドミノ / Dam:  TICA QGC Popokilani Domino
カラー:レッド クラシック タビー / Red Classic Tabby



 

TICA QGC Popokilani Anya



DOB: 02/11/2022
父:TICA  RW SGC ポポキラニ スパイク / Sire: TICA RW SGC Popokilani Spike
母:TICA QGC ポポキラニ ドミノ / Dam:  TICA QGC Popokilani Domino
カラー:ブラック トーティー / Black Tortie




TICA DGC Popokilani Lloyd




 

DOB: 02/11/2022

父:TICA  RW SGC ポポキラニ スパイク / Sire: TICA RW SGC Popokilani Spike
母:TICA QGC ポポキラニ ドミノ / Dam:  TICA QGC Popokilani Domino

カラー:ブラック クラシック タビー / Black Classic Tabby





Sunday, September 24, 2023

Judith by Janette Square / ジュディスのインタルジア


9月の初旬にアメリカ・ワシントン州のシアトルに行って来ました。
目的は、すべて猫がらみ。
TICAのジャッジである土居 良子氏がアメリカのTICAのアニュアルショーでジャッジをするのに便乗しての旅行でした。
コロナ禍で長年会えなかった友達に会うこと、わが家で生まれたさくらをあアルゼンチンに連れて行ってもらうためにアメリカで受け渡しすること。 そして、ジュディスのインタルジアの作品を連れて帰ること…
ブログの記事としては順番が前後してしまいますが、今回は構想の長さでは一番時間を要したジュディスに関して書きたいと思います。

インタルジア:象牙・螺鈿 (らでん) ・べっこう・金属などを木にはめこんで具体的な絵や幾何学的な図柄を表した美術品。寄木象眼細工

ジュディス:プロショット


時間を遡ること7年以上前に、アメリカの知人の家でJanette Square女史の様々な種類のきで作成されたメインクーンの壁掛けを見たことが始まりでした。
目にした作品のタイトルには”Playful Maine Coon"
と言うタイトルが付いていました。
書作権の関係があるので、写真の代わりにリンクを貼ります:http://www.square-designs.com/
またその後に行ったアメリカのショーの会場にも彼女の作品を展示販売しているブースがあり、その時には小さな猫の壁飾りを買って帰りました。
日々その作品を眺めているうちに、「いつかJanetteにわが家の猫の誰かを製作して欲しい…」と夢想するようになっていました。
そんな想いを抱きつつ、なかなか一本のメールを書く勇気がないままに気が付けば7年経っていました。
そしてやっと重い腰を上げて、製作依頼のメールを出したのが2年ほど前。その時は、ちょうど女史の新しい本の出版準備と重なり、縁を繋ぐことができませんでした。
そして、完全に諦めていた半年後に「出版の方も一段落したが、まだオーダーする気はあるか?」との連絡をいただきましt。まさに青天の霹靂、天にも昇る気持ちでした(笑


モデル猫はジュディス、と決めていたので、まずは解像度の高い写真を撮影者の山崎哲・裕子夫妻に依頼し、Janette女史に転送。
製作の途中経過と作品の状態の説明と修正が必要かどうかの確認の丁寧なメールを何回もいただきました。
受け渡しの日程は、女史とわたしのスケジュールが合わず… 何と10年前に武士道がロスアンジエルス経由でアルゼンチンに婿入りする時に参加したショーで、隣の席で相方を色々と助けてくれたアメリカのメインクーンのブリーダーのヴァレリー・ホートン女史が預かってショー会場まで運んできてくれました。
上の箱に入って写真は、シアトルから無事に連れて帰って来て車から箱を降ろした時に撮りました。
シアトルで、何度開梱しようと思ったことか!元に戻す自信がなく、飛行機での10時間の移動中に傷ついたらと思い、じっとガマンし続けて連れて帰りました。


箱から取り出して、家の壁にそっと立てかけての一枚。
もう、言葉が出ませんでした… やっと言えたのが「お帰り、ジュディス」だけ。
高さは、一番大きいスーツケースサイズ。


作品の裏面には、作品名や使用した木の種類、製作者のサインなどお情報。
壁掛け用にフックも付いています。


午後の日を浴びて、より立体的な表情を見せてくれる素晴らしい作品です。
もちろん、外に置くものではないのですが、部屋の中に入れる前に、わが家の景色を見せたくて、デッキで撮影を敢行。
メインクーンは、もともとはBarn Cat(家畜小屋に居ついている猫)との呼び名もあったようですから、わが家のレンガの壁にも似合っている気がしますw



たくさんの子達の母となり、その足跡を今に残してくれたジュディス。
猫生としては10歳を迎えることはできませんでしたが、亡くなってから4年後に再度ちがう姿となってわが家に現れてくれました。

作家のJanette Suquare 女史、そして10年前も今も変わらず優しいメインクーンブリーダーのValerie Hortonにいっぱいの感謝を込めて。

お帰り、ジュディス!

ジュディスのアルバム:幼少期 

Sunday, August 27, 2023

TICA 2022-2023 Award Party


8月20日は帝国ホテルにてTICAの2022−2023年度の一年間のショーでに参加したベスト25の猫たちの表彰式が行われました。

コロナ禍で自粛をしていたキャットショーが復活を遂げた一年。オーナーさんと猫たちの二人6脚の思い出を祝う一日。

TICA Asia East Regional Party was held on Aug. 20th at Imperial Hotel in Tokyo. The owner, breeder, friends and the people related to the top 25 felines of each class has gathered to celebrate and talk about lots of memories they share.

Because of the Covid pandemic, Asia East Region did not have show for couple of years, this time’s party was really a reunion gathering.




開会の挨拶を述べる田崎ディレクター。

Director Hisae Tasaki doing the opening talk.




わが家から参加していたTICA RW SGC Popokillani Spike。思い出深い受賞です。
ショーを引退した後にドミノとの間に7頭の素晴らしい子供たちを残してくれました。
今年は、その子達がショーに参加しています。

Our Popokilani Spike revived RW title again and also SGC. His show career was not that long but luckily had a chance to earn the titles. 
Thinking back the days with him, so many things flashes back. We had really good times and also bad times…
After retiring the show he became a father of very gorgeous offsprings, 7 babies with Domino. 
Some of the kittens moved to the breeder and we kept some for our own and now they are attending the TICA shows. Hope Spike feeling  proud about it..


スパイク(通称大ちゃん)は子猫の時にもショーに参加。キツンクラスと成猫になってのチャンピオンクラスで二回RWのタイトルを獲得。ショーに参加した思い出は、かけがえのないものとなりました。



そして、大ちゃんと一緒に子猫の時からショーに参加していたトラビス(通称とら)。こちらもキツンクラスとチャンピオンクラスで二回のRWを獲得。大ちゃんより少し早くショーの世界から引退しました。
とらさんのタイトルはTICA RW QGC Travis。ソリッド(単色)の面白さ、不思議さをいっぱい教えてくれたかけがえのない子です。





わが家から熊本にお婿に行った家康君も入賞!
ベストキャット23位に入賞しました。産婆としても嬉しい限りです!



貝塚ジャッジ(左)から記念のロゼッタを受賞した家康君のオーナーさん。



左から家康君の人間のお兄ちゃん、ママとなNAGキャットクラブの中村会長。


家康君の新旧ママ同士で記念撮影い(照れ)。わたしは、家康君の実母であるドミノの代理という事で...




たくさんのプレゼントをいただきました。
本当にありがとうございます。
恒例の、”邪魔をされながらの写真”。プレゼントは、お留守番組にとっても毎度の楽しみのようです。
お留守番組が支えてくれているから、ショーに参加できる、毎回のことながら感謝。
一年間、本当にありがとう。



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